体が喜ぶ!小鉢と手延べ半田麺の和食店『ご馳走や豆助』 神戸市
リーズナブルな価格で多彩なヘルシー料理を楽しめる『ご馳走や豆助』(神戸市西区)で、秋の食材を活かした和食メニューや人気の小鉢、手延べ半田麺について店主の南さんにお話を伺いました。
同店は西区押部谷町の県道22号線沿いに位置し、周囲には田んぼが広がり、ゆったりと食事を楽しむことができます。オープン前に南さんがスタッフの方と分担して開店準備を進めている様子が見受けられました。
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南さんは高校卒業後さまざまなホテルで修行を重ね、約22年前に同店をオープンされました。4年前のコロナ禍を経て、「ひとざと離れた田園で店を営みたい」という思いから、西区押部谷町へ移転。現在はランチと居酒屋の営業を行っています。予約で数か月待ちという多忙な中でも、和食の基本となる出汁の準備や料理の仕込みは、全て南さんが手がけているそうです。
「お一人で来店される方もいらっしゃいます」と南さんは言います。店内に入ると、半個室の部屋とカウンターがあり、仕事中のサラリーマンや女性客が気軽に立ち寄れる食事スペースがあります。
定食はメインが肉または魚から選べ、小鉢6品とサラダがセットになります。開店当初から小鉢は提供しているそうで、旬の野菜を合わせたり、できる限り体に良いもの、ヘルシーなものを用意しているのだとか。小鉢の内容は仕入れ状況によって変わり、中でも手作り豆腐(今回はごま豆腐)はとくに人気の逸品です。
日替わりランチは見た目も美しく、思わず「わー、美味しそう!」と声が出てしまいました。取材日はメインの品が、秋刀魚の塩焼きでした。
ごま豆腐は滑らかな舌触りで、ぜひ読者の方にも味わっていただきたいです。濃厚な豆腐にはつゆや薬味が添えられることもあるそう。この日は旬のイチジクが添えられたサラダと共に、美味しい小鉢をいただきました。昆布をベースにそれぞれ上品な出汁が食材にしっかりと染み込んだ味わい深いものでした。
「さんまの塩焼き」は大根と飾り切りされたすだちともに提供され、身はふわふわとした食感で、秋の味覚を感じることができました。
続いて、売れ筋の「牛肉の卵あんかけ麺」を試食。この日は天ぷら盛り合わせとともにいただきます。手延べ半田麺は、南さんが厳選して徳島から取り寄せているもので、規格外の24cmという長さなんだとか。"神戸市内で味わえないものを提供する”という構想から、この辺りではあまり見られない手延べ半田麺の料理に至ったのだそうです。1本1本の細さが異なる半田麺ですが、とっても美味しそうです。
半田麺は喉越しが滑らかで、市販の麺とは一味違う独特の食感でした。肉の旨味と昆布や鯖節の優しい甘みが感じられる出汁も絶品で、これからの季節にぴったりの温かい麺料理だと思いました。
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天ぷら盛り合わせは、ヒマラヤのピンク岩塩を添えて。海老の身はふわふわで、どの食材も美味しくいただきました。
同店はランチタイムは予約のお客様で賑わっており、夜は居酒屋メニューも提供しています。南さんは「気軽にバランスの取れた食事を楽しみに、ぜひご来店ください」とコメントしています。