割烹のような料理を居酒屋のような気軽さで味わえる『くずし割烹 ZUTTO』 神戸市
垂水駅東口のほど近くにある『くずし割烹 ZUTTO』。ランチ時には約30席がほぼ満席となる人気店です。お客さんの絶えない人気店の秘密を取材しました。
店内は落ち着いた雰囲気。通路が広くとってあるのでゆったりと過ごせます。
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カウンター内には手際良く鍋を振ったり料理を盛り付けたりする料理人さんたちの姿を見ることができます。
「割烹のような料理を、居酒屋のような気軽さで楽しんでほしい」という思いを込めて付けられた『くずし割烹』という店名。期待大で、一番人気の「朔彩(さくさい)御膳」をいただきました。
まず運ばれるのは、目にも鮮やかなプレート。同店の名物、20種の前菜盛り合わせです。
見た目が美しいだけではありません。市場で仕入れた新鮮な魚や野菜が使われる料理の数々は、店内で丁寧に手作りされています。
「鯛のお造り」はプリプリ。鮮度の高さを感じられます。魚は冷凍したものではなく、生のものが使われています。
「さごし吟醸焼き」は口に入れるとふわっとほどける柔らかさ。吟醸酒の華やかな香りが豊かで、仕込みから焼き方にいたるまで丁寧に行われていることが想像できます。
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「ポテトサラダ」の上にはとろろ昆布が。和食の料理人さんならではの組み合わせにこだわりを感じます。
お膳全体のバランスが良く、最初から最後まで飽きずに美味しくいただけることも特徴です。「甘い、すっぱい、ピリッと辛いなど、味のバランスを考えながらメニューを考えています」と店長の谷口さん。
日本料理の料理人としての経験もある谷口さんが統括してメニューを考えられているそうです。地のものを使い、食材の新鮮さにこだわり、ひとつひとつ丁寧に作る。その工程は、日本料理経験者からしても高いクオリティなのだそう。
弐の膳は「本日の煮魚」がメイン。この日は旬の魚「さわら」の煮付けでした。脂の乗ったさわらはしっとりとして上品な甘みを感じます。生姜が効いてさっぱりといただけます。
分厚いさつまいもの天ぷら、大きなカットのナスの天ぷらなども付いて、ボリューム満点です。
デザートは、サクサクパリパリのモナカにバニラアイスとモンブランクリームが挟まれたもの。熱い煎茶との組み合わせが最高です。コースの終わりをホッと幸せな気持ちで締めくくることができます。
より“垂水らしさ”を味わいたい人には「釜めし御膳」もおすすめ。鯛がたっぷり入った炊き立ての釜めしは旨みたっぷりです。おこげも香ばしい!
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「気楽にゆっくりと過ごしていただきたいです」と谷口さん。「お昼はもちろん、夜もお子さんと一緒でも歓迎です」とのこと。お出かけやお買い物帰りにも寄りやすいのが嬉しいですね。訪れてみると、見た目だけではない本格的な日本料理に心を動かされました。夜の一品料理も味わってみたくなりました。
お昼は満席になることも多いので、予約をしてから訪れることをおすすめします。