小粋な町の洋食屋『Kitchen Yocchi』のお肉と郷土愛が詰まった“淡路島型”ハンバーグ 南あわじ市
南あわじ市の市円行寺に「淡路島の形をしたハンバーグ」が食べられるレストランがあるとかねてから耳にしていた記者。先日、念願の取材に行ってきました。
こちらがそのお店『Kitchen Yocchi(キッチン ヨッチ)』です。いくつかの飲食店と普通の住宅が混在するエリアにあり、大きなコックさんが目印。
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長年フレンチ・洋食の腕を磨いたオーナーシェフの片岡良仁さんが、約3年前に故郷の淡路島でオープンした同店。「老若男女が気軽に楽しめる洋食屋」をコンセプトに、ハンバーグやエビフライ、カレーなど親しみやすいメニューを提供しています。
店内は観葉植物が多く飾られ、ナチュラルで落ち着いた印象。全面ガラス張りの入り口から、陽射しがよく入ります。テーブルは2人掛けと4人掛けが全部で25席。程よく区切られて、グループごとにゆっくりと食事が楽しめます。
お待ちかね、こちらが同店自慢の「淡路島バーグ」です。白いお皿に乗った美しい姿に感動!なぜハンバーグを淡路島の形に?との問いに「お客様に“見ても”“食べても”淡路島を楽しんでもらいたくて」と、片岡シェフ。
淡路牛の挽肉を、つなぎを最小限に絞って成形し、中までじっくり焼き上げた“肉々しい”ハンバーグ。熱々を自家製バーベキューソースとワサビでいただきます。
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ハンバーグにナイフを入れると、その弾力に驚きます。見てください、この断面!お肉がぎゅうっと詰まっています。
歯ごたえもしっかり。噛むほどに、淡路牛の芳醇な風味が口の中に広がります。ワサビの“ピリッと感”が良いアクセント。じっくりと味わいながら、島ひとつ完食しました。
付け合わせの野菜の調理も丁寧です。自家製のポテトサラダや蒸し野菜など、それぞれに素材が一番引き立つ方法で調理され、メインの料理に豊かな味を添えます。
スープも絶品。チキンをベースにした「たまごスープ」は、何とも繊細で優しいお味です。隠し味が効いたドレッシングも、もちろん自家製。ひとつひとつに、シェフの「最高のひと皿」への熱意が伺えます。
現在、同店の一番人気は「ミックスランチ」だそう。ハンバーグやチキンカツがひとつの皿に乗ったメニューは、子どもの頃に百貨店のレストランで食べた料理を思い出します。
ちなみにこちらのハンバーグは、玉ねぎ等のつなぎを使用してふっくら仕上げたものを提供。ここにもシェフの気配りが光ります。
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また同店の客層は20歳代から70歳代くらいまでと幅広く、三世代ファミリーが揃って訪れることもあるとか。オーナーシェフの確かな技術と細やかな気配りが活きる料理が楽しめる同店。多くの、そして様々な人に愛されるステキな町の洋食屋さんです。