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江戸時代のおもちゃは浮世絵のペーパークラフト!?

赤穂市立歴史博物館で開催中「忠臣蔵の浮世絵を立版古にした企画展」赤穂市

赤穂市にある『赤穂市立歴史博物館』で、「立版古(たてばんこ)の世界」と称して忠臣蔵の名場面の浮世絵を立体的に組み立てた起こし絵の企画展が、来年の2月下旬まで開催されています。

赤穂市立歴史博物館で開催中「忠臣蔵の浮世絵を立版古にした企画展」赤穂市 [画像]

「立版古(たてばんこ)」とは、切組灯篭や組上げ灯篭、起し絵ともいわれる錦絵を使ったおもちゃ絵のこと。寛政時代の1789年~1801年頃に流行した灯篭飾りが起源といわれていて特徴はペーパークラフトのように切り抜いて立体的に仕上げる点です。

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赤穂市立歴史博物館で開催中「忠臣蔵の浮世絵を立版古にした企画展」赤穂市 [画像]

切り抜いたものを組み立てて遊ぶ立版古は、遊んだ後は廃棄してしまうことが多く、残念ながら完成作品はほとんど残されていないのが現状。

赤穂市立歴史博物館で開催中「忠臣蔵の浮世絵を立版古にした企画展」赤穂市 [画像]

今回展示の作品は、すべて同館所蔵の赤穂義士の浮世絵を複製、錦絵の一部に記された完成予想図を元に製作されたもので、原画36枚と共に、立体化させることにより躍動感を感じられる立版古が7点展示されています。

赤穂市立歴史博物館で開催中「忠臣蔵の浮世絵を立版古にした企画展」赤穂市 [画像]

特に注目してほしいのは、展示冒頭の作品の「大新板忠臣蔵十二段切組無類大燈籠」で、試行錯誤の末1ヶ月かけて職員全員で作り上げた新作だそう。

同館は「忠臣蔵を題材にした作品の切り抜き前後を見比べてみることで、昔の人々が楽しんだ立版古の世界を感じてみてほしい」と来館を呼びかけています。

<記者のひとこと>
古の人が玩具にして遊んでいたと言われる立版古。その制作方法や思いなど、実際に作品を見て、当時の人の思いを想像する貴重な展示は非常に興味深いですね。

詳細情報

開催日
2024年7月25日(木)~2025年2月下旬
場所
赤穂市立歴史博物館
(赤穂市上仮屋916-1)
Google マップ
時間
9:00~17:00(入館16:30まで)
入館料
大人(高校生以上)200円
中学生・小学生 100円
※団体割引あり
※ひょうごっ子ココロンカード提示で無料
※障害者手帳提示で半額
休館日
水曜日(祝日と重なった場合は翌日)
12月28日~1月4日
駐車場
隣接駐車場有り(90台)
無料
問い合せ
赤穂市立歴史博物館
TEL 0791-43-4600

Kiss PRESS編集部:中田 (ユ)

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